看護師が「辞めたい」と感じる理由あるあると、続ける/変える判断のしかた

看護師が「辞めたい」と感じる理由あるあると、続ける/変える判断のしかた 看護師

結論:「辞めたい理由」によって、選ぶべき道は変わる

看護師が「辞めたい」と感じる理由は、人によってさまざまです。
理由によっては、職場を変えるだけで解決することもあれば、働き方そのものを見直したほうがいいこともあります。

データで見る:新卒看護師が辞める理由(看護管理者の見方)

日本看護協会の「2025年 病院看護実態調査」では、2024年度に年度内で離職した新卒看護師がいた病院の看護管理者に、主な退職理由(上位5つ選択)をたずねています。結果は「健康上の理由(精神的疾患)」54.6%、「自分の看護職員としての適性への不安」46.6%、「自分の看護実践能力への不安」44.2%、「上司・同僚との人間関係」27.0%の順でした。

これは本人ではなく看護管理者が考える理由ですが、心身の不調や「自分は向いていないのでは」という不安が、多くの現場で起きていることがうかがえます。同じ調査で、2024年度の新卒看護師の年度内離職率は全体で8.2%でした。つらさを感じているなら、自分を責める前に、まずは心身を休めること、相談できる人に話すことを優先してください。

看護師の「辞めたい」あるある

  • 夜勤が続いて、体がしんどい
  • 休みが少ない、希望休が通りにくい
  • 先輩・医師・他職種との人間関係
  • 命に関わる責任の重さ、インシデントへの不安
  • 記録や委員会など、患者さん以外の業務が多い
  • 給料が仕事量に見合わないと感じる

理由ごとの考え方

辞めたい理由 考えられる道
夜勤がつらい 日勤のみの職場(クリニック、健診、外来など)へ
人間関係 規模や雰囲気の違う職場へ。まずは見学で確認
業務量が多い 業務量の実態を事前に確認できる職場へ
責任の重さ 急性期以外の分野(慢性期、介護施設、企業など)も選択肢
看護の仕事自体がつらい 看護の経験を活かせる別の仕事も含めて考える

→ 夜勤がつらい人の選択肢は、こちらで詳しく(内部リンク:J06)

続けるか、変えるか迷ったら

  • 今の職場の中で変えられること(部署異動、勤務形態)がないか
  • つらさが一時的なものか、ずっと続きそうか
  • 体や心に不調が出ていないか(出ているなら、まず休むこと・相談することを優先)

迷っている段階でも、転職支援サービスに相談して、どんな選択肢があるかを知っておくと、気持ちに余裕ができます。

「辞めたい」と感じたときのセルフチェック

  • ☐ 眠れない、食欲がない日が続いている
  • ☐ 仕事のことを考えると、体調が悪くなる
  • ☐ 休みの日も、仕事のことが頭から離れない
  • ☐ ミスへの不安が強く、出勤がこわい

当てはまるものが多いときは、まず休むこと、医療機関や相談窓口に相談することを優先してください。

今の職場の中で変えられること

悩み 相談できること
夜勤がつらい 夜勤の回数の調整、日勤のみの部署への異動
人間関係 部署異動、相談窓口の利用
業務量 業務分担の見直しを上司に相談
家庭との両立 時短勤務、勤務形態の変更

相談しても変わらない場合や、相談自体が難しい環境の場合は、職場を変えることも選択肢です。

転職先を選ぶときに、同じ悩みをくり返さないために

  • 「辞めたい理由」が解決する職場かを、見学や面接で確認する
  • 求人票の条件だけで決めない(実態を聞く)
  • 転職支援サービスの担当者に、職場の雰囲気や離職の状況を聞く

よくある質問

Q. 看護師を辞めたら、もう戻れない?
A. 復職を支援する研修や、ブランクのある人を受け入れる職場もあります。一度離れることも、選択肢の一つです。

Q. 周りに相談しにくい
A. 家族や友人、看護師以外の知人、転職支援サービスの担当者など、職場の外の人に話してみると、気持ちが整理しやすくなります。

Q. 新しい職場でもうまくいくか不安
A. 見学や面接で雰囲気を確認し、不安な点は質問しておくことで、ミスマッチを減らせます。

→ 関連記事:看護師の転職、失敗しないための進め方/夜勤がつらい看護師の選択肢/職場の人間関係がつらいときの考え方と選択肢

こんなときはどうする?

先輩の言葉で毎日落ち込む

事実(何を言われたか)と気持ちを分けて書き出し、信頼できる人や相談窓口に話してみましょう。部署異動を相談するのも一つの方法です。

インシデントが怖くて出勤がつらい

一人で抱え込まず、上司や医療安全の担当者に相談しましょう。不安が強く続く場合は、医療機関への相談も考えてください。

辞めたいけど、看護は好き

職場や働き方を変えることで、看護を続けながら負担を減らせることがあります。

次の一歩

まずは「セルフチェックをして、必要なら相談先に連絡する」ところから始めてみてください。小さな一歩でも、考えが整理されると、次に何をすればいいかが見えてきます。迷ったときは、一人で抱え込まず、信頼できる人や相談先に話してみましょう。

まとめ

  • 「辞めたい理由」を言葉にすると、選ぶべき道が見えてくる
  • 夜勤・人間関係・業務量など、理由ごとに合う職場は違う
  • 迷っている段階でも、情報を集めておくと選択肢が広がる

出典(2026年10月22日確認)

統計の数字は調査の対象や方法によって異なります。制度や数値は更新されることがあるため、最新の情報は各機関の公式サイトで確認してください。

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